次亜塩素酸等を主成分とする除菌成分を体内に取り込む技術の提案
ペレット(ペレットセット)および点滴パックの開発
Proposal of technology to incorporate sterilized components mainly composed of hypochlorous acid into the body.
Development of pellets (pellet set) and Intravenous drip pack.

提案者
発明家 李 勤三
Lee Geunsam

 新型コロナウイルスが世界的に猛威をふるい始めた2020年。生活は一変し、手指はもちろん、あらゆる場所や物をいかに除菌し、ウイルスに触れないようにできるか、重要な国家を挙げた課題となっています。

 現在、生活の中で、多く使用されている除菌剤が次亜塩素酸や次亜塩素酸ナトリウムです。しかしながら、次亜塩素酸は強酸性であり、次亜塩素酸ナトリウムは強アルカリ性で、人体に直接使うと有害である可能性が残ります。よって次亜塩素酸等を体内に取り込むことの検討はされていません。

 ところが、私が取り組む技術は次亜塩素酸等を主成分とする除菌成分を体内に取り込むことを目的としています。

 目的を達成するため、『点滴液を充填した点滴パックに挿入されるペレット』を提案します。ペレットは、点滴液に対し1ppm未満の除菌成分を吸着した多孔質材からなります。

 ペレット吸着により、体内に取り込む除菌成分を適量とすることができ、取り込み速度を制御できます。

*透析液を充填した透析供給側に挿入されるペレットとなります。

*点滴静脈注射と同様に、人工透析に適用も可能。

ペレットのパターンは2つ

  1. 点滴液に対し1ppm未満の次亜塩素酸を主成分とする除菌成分を吸着した多孔質材からなる第1ペレットと、次亜塩素酸より少量のアルカリ成分を吸着した多孔質材からなる第2ペレットで構成するもの。
  2. 点滴液に対し1ppm未満の次亜塩素酸ナトリウムまたは次亜塩素酸カリウムを主成分とする除菌成分を吸着した多孔質材からなる第1ペレットと、次亜塩素酸ナトリウムまたは次亜塩素酸カリウムより少量の酸成分を吸着した多孔質材からなる第2ペレットで構成するもの。

 この仕組みにより、点滴パック内においてpH調整が一定速度で行われます。

使用する次亜塩素酸・次亜塩素酸ナトリウムまたは次亜塩素酸カリウムは・・・

 次亜塩素酸にアルカリ成分を加えることにより、pH5.0~7.0になるよう調整され、さらに、除菌成分を中性に近づけることにより、効果を維持しながら人体への影響を低減できます。

 次亜塩素酸ナトリウムまたは次亜塩素酸カリウムに酸成分を加えることにより、pH7.0~9.0になるよう調整され、さらに、除菌成分を中性に近づけることにより、効果を維持しながら人体への影響を低減できます。

点滴パックの形状は

 点滴液排出口に、多孔質材の欠片の流失を防ぐフィルタを設けます。異物が体内に誤混入することも防止します。

発明にいたる過程

着目点

 次亜塩素酸が人体内でも白血球のひとつである好中球において合成され、これにより感染防止になっていることに着目した。これにより、人体に有害とみなされている次亜塩素酸も微量であれば、人体に影響が出ない可能性がある。

 しかしながら、微量の次亜塩素酸を適量体内に入れることは難しい。少な過ぎれば効果が出ないし、多すぎると人体に悪影響となる。

 一方、ブドウ糖注射液等の点滴静脈注射に着目してみた。点滴静脈注射では、長時間(数時間)掛けて少量の点滴液を静脈に少量ずつ(一滴ずつ)投与する。点滴液の中に微量の次亜塩素酸を混ぜることで、微量の次亜塩素酸を適量人体に取り込むことができる。

 しかしながら、次亜塩素酸が点滴液内に均等に混ざっていない場合、時間帯によっては、多くなったり少なくなったりする。次亜塩素酸が点滴液内に均等に混ざっていることを確認することは難しい。

 そこで、多孔質材からなるペレットに次亜塩素酸等を吸着させることを思いついた。

可能性の対象

 この技術は、感染症による重症患者を治療することを企図するものでは無い。人体には、いわゆる善玉菌、悪玉菌、善玉ウイルス、悪玉ウイルスが共存している。この中で、悪玉菌または悪玉ウイルスを選択的に除外することは難しい。そこで、善玉菌、悪玉菌、善玉ウイルス、悪玉ウイルスも万遍なく適度に殺し、悪玉菌または悪玉ウイルスによる影響を低減するとともに、善玉菌または善玉ウイルスの回復を待つものである。

 次亜塩素酸は元々血液内に存在するものであり、発明はこれを補助するものである。

 さらに、ウイルスや菌に感染したとしても、ただちに重症化するものでは無く、多くの場合、少し体調を崩す程度である。通常の免疫システムが機能すれば、体調は回復する。この技術はこの過程を補助するものである。